2017年05月21日

貧困とこどものむし歯


35%の学校で「口腔崩壊」

(毎日放送 5/19(金) 19:21配信より抜粋)

口腔崩壊という言葉をご存知でしょうか?10本以上の虫歯などで食べ物をうまく噛むことが出来ない状態を指し、貧困との関係が指摘されています。兵庫県内の小中学校などで調査した結果、35%の学校でこうした児童・生徒がいることがわかりました。

神戸常盤大学の足立了平教授はこのような歯の状態を「口腔崩壊」と呼び、今、子どもの間で増えていると言います。足立教授らが兵庫県内の学校で調査したところ、歯科検診で虫歯などが見つかった子どものうち、65%がその後、歯科を受診していないことがわかりました。さらに35%の学校では、口腔崩壊までいたった子どもがいたといいます。

「口腔崩壊」を起こしている子どもの家庭状況を調べると、「経済的困難」を抱えている家庭が3割を超えていて、社会的な問題が背景にあると言います。 

 足立教授は、治療費の無料化など余裕を持って子育てが出来る環境を行政が整えることが必要だと話しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000071-mbsnews-l28

口腔内写真.jpg



文部科学省 学校保険統計調査平成27年度(確定値)の結果概要より

H27年の治療をしていないむし歯がある小学生は25%でした(昭和42年82.15%)。

中学1年生のむし歯の平均本数は0.9本(処置歯0.55、未処置歯0.34)でした。

これらの数字と比べても、「10本以上のむし歯」というのがどれだけ異常なのかということがわかります。


図6.jpg

表10.jpg






posted by yoshimi at 17:43 | TrackBack(0) | 研究
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