2025年02月22日

最終講義

3月に定年を迎えます。
母校で最終講義ができて幸せです。

2025年3月13日木曜日、15時〜16時30分
大阪公立大学中百舌鳥キャンパスのA4棟402教室

posted by yoshimi at 18:53| 研修・学会

2023年09月06日

堺市ALS交流会

堺市のASLの交流会でお話をさえていただきました。
とても懐かしいALSの人にお会いすることができました。

初めての参加者も複数名いらっしゃいました。
やはり、先輩のALSの方の言葉の力は大きいですね。

2023年度9月の交流会の案内(ALS)修正.jpg

堺市(ALS交流会)2023-2 修正.jpg
posted by yoshimi at 15:39| 研究

2022年04月08日

人生が輝くSDGs

大阪公立大学現代システム科学域教育福祉学類の19名の教員で執筆した著書が出版されました。
新しい教育福祉学類のコンセプトをもとに、それぞれの研究に合わせて執筆しています。
大阪公立大学現代システム科学域教育福祉学類編集委員会の一員として出版に携わりました。

SDGs.jpg

第T部 SDGsと教育福祉
第U部 SDGsからみた生涯の課題
   第9章 健康格差と社会格差 隅田好美
第V部 SDGsとさまざまな課題についての論考

 ※詳細な目次はリンク(国会図書館)でご確認ください。

序文より抜粋
「2022年4月、大阪公立大学の開学と同時に「サステイナビリティ(sustainability)」を学際的に追究する「現代システム科学域」の一学類として教育福祉学類がスタートした。本書は、前身となる大阪府立大学 地域保健学域の枠組みで培ってきたの学問成果を踏まえつつ、加えて新たな地域・国際社会が抱える持続可能性(サステイナビリティ)の人類的課題に対して、どのように教育福祉学が学問的に貢献できるかを考察するものとして企画されたものである。」(伊井直比呂)

「本章の構成は、現在世代と将来世代に向けて一人ひとりの「人生」を通した発達・成長・生活に関する統一的保障(尊厳性・包摂性)のあり方を考察する観点から、『SDGsの基板のなるテーマ』、『人生(生涯)の買う段階に対応したテーマ』から構成されている。」(伊井直比呂)



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posted by yoshimi at 11:04 | TrackBack(0) | 研究

2022年04月01日

大阪公立大学の誕生

今日から大阪府立大学と大阪市立大学が1つになり、「大阪公立大学」になりました。
個人のHPのトップページの所属だけ大学名に更新しました。
リンクも更新しなければ。

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posted by yoshimi at 01:56 | TrackBack(0) | 日記

2022年03月08日

口腔がんが社会生活に及ぼす影響

日本歯科心身医学会雑誌に論文が掲載されました。

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「口腔がんが社会生活に及ぼす影響―質的研究による心理社会的問題の明確化―」
新潟大学医歯学総合研究科組織再建口腔外科学分野の小林正治教授とご一緒に行った研究です。
医療ソーシャルワーカー(MSW)として、口腔がんの人の社会生活を支えるためにどのようなことが必要なのかということがリサーチクエスチョンです。ちなみに、口腔がんの人の離職率は、がん全体の離職率の約1.7倍の高さです。そのため、歯科関係者にMSWとの連携を考えてほしいと思い、歯科関係の学会誌に投稿しました。

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要旨の一部

質的研究を通して口腔がん患者のニーズに焦点を当て,社会生活に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。口腔がん患者22名に対して半構造化面接を行った。分析はグラウンデッドセオリーアプローチの手法を参考にした。本研究では,口腔がんの特徴的なカテゴリーである《食生活の変化による社会関係の減少》と,社会生活の支援で重要となる《仕事への影響》に焦点を当て,詳細に分析した。

「苦しかったり,大変だったこと」という質問に対し,食生活への影響が多く語られた。食生活の変化により食べる楽しみが減少することに加え,社会関係の減少や楽しみの機会の減少に影響していた。一方で,障害を受容し価値転換が行われた人では,自分の残された価値の存在に目を向けることができていたことから,心理社会的支援を行うことで,口腔がんサバイバーのQOL を向上させることができると考える。また,稼働年齢の口腔がんサバイバーにとって,仕事への影響が大きい。仕事を継続することは経済的安定だけではなく,仕事を通して社会的役割を認識することが可能となり,自分の存在意義や生きがいを感じる可能性が高くなることが示唆された。告知直後からの医療ソーシャルワーカーとともに就労を継続するための支援を行うことは,療養生活の経済的安定を支えることに加え,社会関係や生きがいを継続する上でも大切だと考える。

posted by yoshimi at 15:31 | TrackBack(0) | 研究